鬱のようなものと共に生きる28歳会社員の記録

28歳、男。東京暮らし。会社員。忙しくも楽しく働いていたら、いつの間にかうつのようなものにかかってしまいました。会社には伝えずに薬とカウンセリングを3ヶ月ほど続けています。なにか書く気力もなかったのですが、なにか書かなければならない気がしたのではじめました。よろしくお願いします。

10年後の未来

読んで不快になられる方もいらっしゃる方もいるかと思います。ズルいですが、先に謝っておきます。

ちょうど10年前の春、自分は地方から出てきました。

理由は様々です。報道の仕事、ドキュメンタリーの仕事をしたいと思ったから。映画、本、音楽が好きな自分には近くで手触りのあるものが遠かったから。

東京に出てきてからは色々な価値観や人に触れ考え方が変わり、人を楽しませる仕事がしたいと思い、今、それが届けられる場所にいます。

しかし、ふと10年後どうしていたいか、そういう未来が全く描けなくなっていました。

望んだ場所で望んだ仕事をし、贅沢ではないけれど美味しいご飯も食べられて、少なくとも仲の良い気のおけない友人、優しい彼女もいます。

それでもなお、とても虚しい。

子供が欲しいな、と思うことがあります。でもそれはこの虚しさを埋めたいだけなのだろうと思うと、とてもではないけれどそんな理由では子ども自身が納得がいかないに決まってる。

贅沢すぎるほどの悩みです。

しかし、悩みはその人のものなのではたから見ての大小こそあれ、苦しみはその人自身の持ち物なので非難はできないにと常々他人には思いつつ、自分にはふざけんじゃねえ甘えんなとにかく働けと言っています。

28にもなる男でこんなことを考えているのはとても恥ずかしいのですが、書いてしまいました。

これまで自己啓発や宗教というものを忌み嫌っていたのですが、ああ、答えがあるのはとても楽でありがたい、でも愚かで思考停止してしまう、しかしそれでもそれに救われる人はいるのだ、と思うようになりました。

こんなことを考え出すととりとめがなさすぎて難儀します。

寝ます。おやすみなさい。